2021年 11月23日

「バトンリレーで出来上がる店・前編」

皆さんこんにちは!
&BREADのりわこです。

岡山もようやく冬の兆し。
昨日は畑に雪虫が飛んでいて、
岡山にも居るんだな~と驚きました。
私の地元、北海道では雪虫が飛び出すと
そろそろ雪が降ると言われています。
きっとこの冬は、
温暖な岡山も冷え込むのでは、、
とドキドキです。

気軽な気持ちで始めたお店のリノベーションは、
大工事に発展し、
一年以上の時間をかけてしまいましたが、
ようやく完成に。

きっかけは、
仲間とやっている
「結い作業 備前瀬戸内組」
での出来事でした。

私達の結い作業は主に、敷地の風通し。
これは大きな目でみると、
例えば自然災害が発生した時に、
風通しを出来ているかで、
その影響が大きく作用します。

数年前の岡山で起きた水害を目の当たりにし、
この重要性を痛感したくらいです。

このチームが出来たきっかけは、
結いの杜の矢野智徳さんが主宰する
大地の再生講座」。

全国に支部があり、
岡山でも盛んに勉強会が開かれていました。
今は各それぞれが出来る範囲で、
活動を続けていて、
私達のチームもそこから派生した一つ。

大きな敷地だと重機も使うため、
正式に行うとかなりの費用がかかる。
私達にとっては非現実的でした。
そこで身近にある道具を使い、
仲間内で各メンバーの場所を廻り合う
結い作業に発展して行きました。

そんな結い作業中に、
うちの西側の壁が崩れかけていたので、
建物自体に風を通すため、
床下を開けたいという想いを友人達に相談。

仲間の一人が、
それなら壁一面をくり貫いて、
ウッドデッキにしたら、
あの桜でお花見が出来ると言い出しました。

その時はまさかと思いましたが、
壁をいじり始めて、
やはりここは開けようとなり、
大工事のスタート(笑)。

敷地整備の一部始終、
&BREADや友人達の敷地にて。

竹林や草むらは、
通称「風の草刈り」で鋤いていきます。
竹は竹炭にして、
敷地の資材に。

水脈(水が通る道)を見つけて、
人力で溝や点穴を開けていくのが、
一番根気がいる作業。
そこに近くで採れる竹や小枝、
葉や竹炭などを詰めて、
土地自体に風を通す。
そうすることで、
物質的な滞りが解消され、
心地よい場になり、
長い目で見ると、
土砂崩れなどが起きにくい地形や環境に変化する。
その土地の本来の特性が戻ってくるのです。

約3年前、備前瀬戸内組を立ち上げる際、
チームの師に相談したところ、
「結い作業始めたら色々起こりだすよ~」と言われて、
その時はピンと来なかったけど、
今思うと、まさにこの時から、
めくるめく日々の始まり始まり~です。

次編に続く

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