「循環する繋がりの交差点」

2022/03/18（金）

&bread

2022年 3月17日

皆さんこんにちは！

今日は久しぶりの雨で
また寒さが戻ってきた感じ。

ここ温暖な岡山も、
さすがに冬はしばれる。
道産子だと言うことをすっかり忘れて、
毎日ちじこまっていました。

でもやっとこの1週間で急に春めいて、
植物たちは芽吹きはじめ、
すぐ夏になるかなというような陽気です。

気が付いたらなぜか南下を続けて、
ここ岡山へ来てもうすぐ10年。
想い返すとまさかの展開ですが、
岡山って、こうして暮らしてみて、
本当に良いところだなって思います。

そう思う理由はなんだろう。

やっぱり緑かな～。
北海道の緑と岡山の緑って
確実に違う緑なんですが、
どっちも濃い～なぁって思います。

北海道は近くて遠い。
岡山は近くて近いというか、、、

初めてこの地を訪れた時
「日本昔話の絵にあるお山そのもの」
って感動しちゃって、
車でひた走る風景が今は日常ですが、
当時は目に焼き付いて、
迫る緑にいちいち反応してました。

だって本当に美しいから。
季節を楽しんでいれるのは、
この緑たちのおかげ。

1年半ぶりにリニューアルオープンしたお店も、
そんな緑に囲まれた里山の集落にあります。

&BREADのお店として、
新な屋号を設けました。

asirmintar
– アシリミンタル –

意味は、新しい憩いの場。
いつも新鮮な気持ちになるような
温かな場所を作りたくて、
故郷の言葉を造語にして名付けました。

このお店で大切にしているのは、
「イランカラプテ」という言葉です。
この言葉は今では地元でも
歓迎の意味を込めて
頻繁に使われるようになりました。
本来はめったに口にする事はなく、
久しぶりに逢えた家族や友人、
遠くから訪ねてきたお客様に、
「あなたの心(魂)に
そっと触れさせて下さいね」
と気持ちを込めて伝えました。

ずーっと「お店」に立ってきて、
私にとって何が軸かなって思った時に、
あ～ぁ、、
イランカラプテなんだなと思いました。

そんな事もすっかり忘れて、
現実的な悩みに溺れ、右往左往、
浮き沈みしながら生きてきた私。

それからは忘れないように、
よく口にするようにしています。

こう生きようと決心すると、
出逢う人や事柄たちは、
言葉通りに面白い事が日々まき起こり、
つい先日は初めてある公演をして頂きました。

旅を続けてここに行き着いた人、
旅の途中だったり、
気が付いたら長年の友人だったり、
知り合って間もない人も居て。

演じる人、お料理を作る人、
パンを焼く人、
観る人も見えない者たちも、
みーんなで参加した
不思議な時間。
温かな集いに
まだ余韻が残っています。

タイトルにも書きましたが、
ここをただ売り買いだけのお店ではなくて、
それぞれの想いを交換したり、
分かち合ったり、
私達の枠を越えて繋がり出すような、
そんな場所でありたいと思っています。

畑も田んぼも忙しくなる季節。
歓びと感謝を胸に今日を歩もう。