私は時々、ラジオの「子ども科学電話相談」を聴くのですが、
先日の宇宙についてのお話がとても心に残っています。

「月から星々を見ると、どのように見えるのですか?」
というような質問でした。

みなさんはご存知でしょうか?

私にとってはその答えも先生の補足説明も「へ〜」という驚きばかりでした。

いくつかご紹介しますね。

・月からの他の星々を見ると、大体地球からと同じような並びで見える。

・地球は常に同じ場所に見えて、他の星は動いて見える。

・月から見る太陽は15日ほどかけて東からのぼり、
また15日ほどかけて西へと沈んでゆく。

・地球は欠けたり、満ちたりして見える。

などなど、こんな感です。
(聴き間違えていたらごめんなさい。)

知っているようで知らなかったなぁ、
習ったような気もするけど忘れていたなぁ、
なるほど、ふむふむと聴き入ってしまいました。

そして、素晴らしいと感じたのは、
この質問をしたお子さんの感性。

とてものびのびして、
固定観念に囚われていなくて、
自由でいいですよね。

私自身、視点を変えてみるということの大切さを
ヨガのクラスでもよく言っておりましたが、
宇宙規模ではあまり考えたことはありませんでした。(反省…)

逆転のポーズで逆さの視点を味わうとか、
斜め上あたりから自分を客観的に見てみるとか、
人間規模からせいぜい二階建てのおうち規模ぐらいのものでした…

なので、これからは宇宙サイズで物事を捉えてみるということを
日常にもっと取り入れてみようと思います。

そして、先生のご説明でとても印象的だったのが、この言葉。

pale blue dot。

淡く青い点。

これは無限の宇宙の中で、
小さく微かに輝く地球を表した言葉だそうです。

耳から聴いた時の響きの美しさ、
単語が持つ美しいイメージの重なり。

どんなものだろうと想像していましたが、
後々調べて、目にした画像は想像以上に壮大で、
繊細な宇宙の姿でした。(気になる方は調べてみてくださいね。)

本当に小さく小さく微かな点のような地球。

そんな遠く遙かな視点で捉えると
日常で繰り広げられる些細ないざこざも悩みも戦争も国境も本当に馬鹿馬鹿しく、
ちっぽけなことに思えてきます。

みんながこの淡く青い点のような小さなお家に一緒に住んでいると考えると、
身の回りで起こる大概のことは大したことはないなと。

そして同時に、このちっぽけな地球も大きな宇宙を構成する
ひとつの大切な要素だと言うことにも気づかされます。

きっと私たちの一人一人の存在も。

このマクロとミクロの視点とこの美しいイメージを心に留めて、
外に向けて広大な宇宙を感じつつ、
そこから自分の内側に無限に広がる小宇宙を覗き込んでみてみたいと思います。

内から外へ、外から内へ。

大から小へ、小から大へ。

そのつなぎ目もまた微かな点なのか、はたまた表裏一体なのか、
同じ面のようなものなのか、
わくわくと?マークとともに宇宙をめぐる自由な想像は尽きません。

そして、この自由な視点をヨガにも。

ヨガアサナや呼吸、瞑想をするときも、
この大きな宇宙と小さな宇宙(自分)、
広大な青い宇宙と淡く青い点(地球)をイメージしてみると、
ヨガタイムがいっそう気持ち良く、深いものになると思います。

それでは、今日も良いヨガを。

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柳原 愛

ヨガアライアンス認定 RYT 500 ヨガインストラクター
日本ヨガメディカル協会認定 ヨガセラピスト

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