こんにちは、ボディクレイ望月です。
今回で4回目となります。いつもお読みいただき、ありがとうございます!

さて、このところボディクレイが基材とする粘土(クレイ)が化粧品の分野でも話題です。
化粧品のCMで「クレイ配合」と耳にするとウズウズします。
目指すは「粘土のある暮らし」ですから、粘土全体の認知度が上がるのは嬉しい事ですね。

前回、粘土とは何かをお話しましたが、初めて読む方にむけて簡単にご説明します。
ボディクレイの基材は、国産のモンモリロナイトという粘土鉱物です。モンモリロナイトは、ベントナイトという粘土の主成分です。
ベントナイトとは火山灰が海底に降り積もり、長い時間と地殻変動による巨大な圧力(水圧)も加わり、およそ1000万年かけて変化、熟成して誕生しました。

日本の粘土は水を吸う力が世界一と思えるほど強く、火山国ならではの素敵な資源です。
今回は、日本でも古くから「髪洗い粉」として使われてきたというお話したいと思います(^-^)

まだ石けんがない時代「髪洗い粉」として、雑貨屋の店頭で売られていたほど、粘土は一般的な日用品でした。
昔の女性はみな髪の毛が長く、洗髪するのも大変で、月に数度しか洗えませんでした。
髪洗い職人が家を訪問し、長い日本髪を粘土で洗い、その後洗濯物のように物干しざおに髪の毛を垂らして乾かしたそうです(実話)

後に石けんを使ったシャンプーなどが増え、少しずつ粘土の存在は薄れていきましたが、
相撲界では昭和40年~50年代まで、「牡丹園」という粘土入りの洗い粉が使われていました。
大相撲の結髪「大銀杏」はびんつけ油を使って固めていくのですが、その分洗うのが大変。そこで活躍したのが「粘土」です。粘土はキューティクルを傷めず、油分やニオイを吸着して取り除いてくれるため、愛用している力士が多かったそうです。昔の力士は黒々とした、太くて固い毛の方が多かったのですが、最近は洗浄力の強いシャンプーを使うことが増え、びんつけ油は落ちますが、必要な油分まで根こそぎ取ってしまうので、肌への負担も大きいようです。

このように粘土は吸着という新しい方法で汚れを落とすことができます。
ねんど生活の始めとして、「ねんどのパック」や「ねんどのハミガキ」など、
ねんどだけの洗浄剤を試してみるのはいかがでしょうか。
活性剤や研磨剤、スクラブ剤とは違った爽快感をお楽しみください。

GAIAお茶の水店2F雑貨フロアでもねんどシリーズが好調のようです♬

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